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2022-2023年度 RIテーマ
「IMAGINE ROTARY」

島根県助産師会:山本喜久子様ご講演ms.k.yamamoto's speech


 益田ロータリークラブでは,4月の母子の健康月間にちなみ,2017年4月14日,島根県助産師会の山本喜久子(助産師)様にご講演頂きました(ご講演の動画はこちらからご講演の資料はこちらから。)。
ご講演頂いた島根県助産師会山本喜久子(助産師)様

 山本様からは,島根県助産師会,山本様はじめ島根 県の助産師の有志の皆様,山本様ご自身の現在の活動 内容と今後の展望,益田市が実施している産後母子ディケア事業(詳細はこちら)などについてお話を頂きました。
 山本様によれば,島根県は助産師の数自体は全国的 に遜色ないものの,やはり東部(松江・出雲)に偏在 しており,西部の浜田,益田地区では助産師が不足気 味であるとのことでした。

山本様にご持参頂いた赤ちゃんのシュミレーション人形
 現在の山本様たちの取組について,最初に,「バースディプロジェクト」についてのお話がありました。これは,子供たちに命の大切さを教える出前授業のプロジェジェクトです。
 
 家で孫をあやしているので,抱っこが上手な矢冨会員
山本様から,中心に針の穴より少し小さいくらいの穴を開けたカードが配られ,これが人の受精卵の大きさであると説明がありました。この小さな受精卵がお母さんの胎内で280日間成長し,生まれ出て来るのです。お母さんの胎内で成長している胎児の心音も聞かせて頂きました(動画開始後8分50秒位)。
 益田市は,若年妊娠が多く,その分中絶したり,シングルマザーとなってしまうケースも比較的多いようです。このため,早い内から,子育て教育に取り組む必要があるとのことでした。

 次にお話頂いたのは,益田市が実施している産後母子ディケア事業です。この事業は,出産後の心身ともに不安定になりがちな時期(産後4ヶ月まで)に,お母さんと赤ちゃんの健やかな生活にむけて、市内助産院に,日帰りで,合計7日間,子育てについてサポートを受けることができるという益田市の事業です。この事業は,島根県では益田市が最初に始めた事業で,マタニティ・ブルー,産後うつの予防や虐待防止,ひいては,益田市の人口増加を目指したもので,有意義なものであると感じました。
 この日のご講演では,山本様に赤ちゃんの世話のシュミレーション人形をご持参頂き,会員それぞれでこの人形を抱っこしてみました。どうなることかと思いましたが,当会会員は孫をあやしたり,子供の面倒を見てきた経験から,思いのほか,抱っこは上手でした。
 このほか,山本様や島根県助産師会では,発達障害児のサポートのための「きらりっこクラブ」を立ち上げたり,シングルマザーのサポートのために「しんぐるまざあず・ふぉーらむ出雲を立ち上げるなど,幅広い活動をされているとのことでした。

  山本様の講演の動画を見るにはこちらをクリックして下さい。
  山本様の講演資料はこちらからダウンロードできます。
  益田市が実施している産後母子ディケア事業のパンフレットはこちらからダウンロードできます。

益田ロータリークラブ

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