世界ポリオデー及び村木会員の誕生日である10月24日まであと10日となりました。会長挨拶ですが,国連の国際デーやロータリーの活動に関連する話題を選ぶようにということに一応なっています。
そこで前回10月7日から次回10月21日までの国際デーを調べてみました。10月8日が世界渡り鳥デー,10月9日が世界郵便の日,10月10日が世界メンタルヘルスデー,10月11日が国際ガールズデー,10月13日が国際防災の日,10月15日が農山漁村女性のための国際デー,10月16日が世界食糧デー,10月17日が貧困撲滅のための国際デーとなっています。益田ロータリークラブの会員専用ページで全部網羅したつもりでしたが,かなり抜けています。もしかしたら,毎年新しく加わっているのかもしれません。
これら国連の国際デーは,記念日的なものもありますが,それら以外のものは,おそらく,現在世界が直面している様々な問題に鑑みて定められているのだと思います。そこで,踏み込んで「世界渡り鳥デー」について調べてみると,この日は,「国境に縛られることなく,何百,何千キロも移動する渡り鳥の保全について啓発する日」として定められ,ボン条約(正式名称:移動性野生動物の保護に関する条約)事務局が,普及啓発キャンペーンの旗振り役を担っているとのことです。
ちなみに,2022年の世界渡り鳥の日のテーマは「光害」で,スローガンは “Dim the Lights for Birds at Night!”(渡り鳥のために夜は消灯しよう)です。キャンペーンのウェブサイトによると,毎年何百万羽もの鳥が光害によって影響を受けており,対策のための指針が作られ,その取り組みを進める政府や自治体などもどんどん広がっているそうです。
翻ってみると,人にしてみても,特に都会では,この光害のために星が見えなくなっています。都会の夜景は美しい反面,これだけエネルギーを使って大丈夫なのかと不安になります。これに対して,田舎の夜空は素晴らしい。地区研修会で廣兼会員の会社による戻り,美都で見上げた空の星は強く輝いていました。現在,わが国では人口が減っており,国の衰退を指摘する経済専門家の方もいますが,世界中で人口をどこまで増やすのかと不安になります。本当の心の豊かさとか,幸福は何だろうかと,光害の話を読んで思いました。
コロナウイルス感染症がさらに拡大し,この挨拶を準備している7月20日には島根県で1609人の感染が発表されました。うち,益田市は221人で,これまでの1日の最多患者発生件数を更新しています。このため,本日の小川和久第5グループガバナー補佐訪問例会もZoom例会とさせて頂きました。直接小川和久第5グループガバナー補佐様,恒松 勝随行幹事様にお会い出来ないことはとても残念ですが,できるだけ早くコロナ禍が終息し,小川和久様,恒松 勝様と直接お会いできる日が来ることを心待ちにしています。
ところで,先日,友末誠夫ガバナー事務所より,来年のメルボルン国際大会の資料が届きました。早速,会員専用ページにアップしておきましたので,ご覧頂ければ幸甚です。紙の資料だけでなく,プロモーションビデオもあります。会員専用ページの活動・例会(予定表兼実績表)2022−2023年度,7月22日にリンクを貼っておきました。
ただ,このプロモーションビデオを見て少し気になったことがあります。開始から24秒ほど経過したところで,黒人男性が英語で話をするシーンがあるのですが,字幕は「夜が扉となり,扉が夢となり」となっています。すなわち,字幕をつけた方は「How the night became the door. And the door became the dream.」と聞いているわけです。
しかし,私には,彼の台詞が「How the night became the dawn. And the dawn became the dream.」と言っているように聞こえるのです。ここで「dawn」とは「夜明け」とか「曙」という意味で,私が聞いたところだと,「夜が曙となり,曙が夢となり」となるので,私の方が正しいのではないかと思いますが,皆様いかがでしょうか。
ところで,私がこの「dawn」という単語を覚えたきっかけは,カーペンターズの「オンリー・イエスタディ」という曲を聞いたことでした。この曲には,「You were the dawn breaking the night. The promise of morning light. Filling the world surrounding me.」という歌詞があります。「あなたは夜を引き裂く曙の光,私を包む世界を充たす朝の光の約束。」という意味です。
今年の益田ロータリークラブのスローガンは,「Living Life as Rotarian」ですが,日々,大切な誰かにとって,「夜を引き裂く曙の光,その人を包む世界を充たす朝の光の約束。」といえるような生活をしていきたいと思います。